CAスキルとは?家事も子育てもラクになる7つのCAスキル
目次
4. 「ながら片付け」で子供がいてもきれいな家に
航行中はカーテンが閉められていることが多いですが、機内のギャレイ(キッチン)をのぞいたことはありますか?
とても狭いスペースに、カートや備品、オーブン、レンジなどがぎっしりと収納されているのです。
ギャレイ担当者は国際線ではこのスペースで何十人分ものお食事とお飲物を用意するのですが、ギャレイに物が山積みになっていたら、他のCAがどこに何があるか分かりにくくなってしまいますし、急に揺れたときにも片付けきれなくなってしまいます。
そのため、猛スピードで準備をしながらも、常にギャレイには必要なものしか出ていない状態に片付けをしなければならないのです。その手つきはまるで千手観音のよう。
この「ながら片付け」の技術は料理のシーンではもちろん、家の掃除や子供のおもちゃの片づけにも役立ちます。
5. 「観察力」で子育てのイライラを軽減
CAは常にお客様を観察しています。お客様が言葉にして発しなくても、お客様のニーズを汲み取れるよう、アンテナを張っているのです。
あるお客様が、手荷物を大事そうに抱えていて、その表情や様子からそれがご遺骨だということに気づいたCAが、荷物収納の案内の際に、通常通り上の棚や前の座席の下ではなく、隣の空席にシートベルトで固定するご案内をして、後日感謝の手紙が届いたというエピソードがあります。
このような観察力は、家庭円満のためにも応用ができます。特に、母になってから、まだ自分の気持ちをちゃんと伝えられない赤ちゃんや幼児と接するときにとても役立っていると感じます。
6. 「リスクマネージメント力」で、子育てハプニングにも慌てない
接客要員としてのイメージが強いCAですが、それよりも重要なのが保安要員としての任務です。
急な揺れなどで最悪の場合命にもかかわる事故が起こってしまうこともある機内。CAは笑顔で接客しているときであっても、常に「今ここで急に揺れたらどうするか」などのリスクマネージメントを考えています。
このリスクマネージメント力は、ハプニングがつきものの赤ちゃんや子供との生活にとても役立ちます。
7. スポットカンバセーションで人づきあいをスムーズに
CAはお客様にサービスをするなかで、お客様との距離を近づけるため「スポットカンバセーション」というものを意識しています。サービスを行う上で必要な会話だけでなく、「今日は天気が良くて良かったですね」、「みなさまでご旅行ですか?」など、簡単な会話のキャッチボールを行うというものです。簡単に言うと「雑談」のようなものです。
これがプライベートで活きていると感じたのが、結婚、出産してからです。
結婚、出産すると、パートナーの家族や友人、ママ友、パパ友、ご近所づきあいなど、これまでとは違う人間関係が生まれます。
学生時代の友人や職場の同僚などは同じ境遇の人が多かったり、仕事の話など共通点が多いのに対して、新たに生まれた人間関係は、共通点が少ないことが多いのも特徴です。
そんな時に上手に距離を縮めていくために、このスポットカンバセーションが有効なのです。
CAスキルを人生に応用してワンランク上のライフスタイルに
以上、代表的な7つのCAスキルをご紹介いたしました。
でも、これ以外にもCAスキルはまだまだたくさんありますので、今後の記事の中で少しずつご紹介していけたらと思っています。