【CA→美容家になるまでvol.1】セカンドキャリアで美容家としての起業を考えた理由
目次
CAは潰しがきかない?セカンドキャリアの悩み
CAを辞めてから約8年。
今は日本初のキャビンアテンダントが発信する総合情報サイト「CAメディア」を運営しながら、美容家としても執筆・監修の仕事をするなど、いわゆるパラレルキャリアを送っています。
とても有難いことに、CAメディアに登録してくださった元CAの方から、「現役時代に清水さんのブログやCAメディアを見て、こんなセカンドキャリアもあるんだと知って勇気が湧きました!」というような言葉をいただくことがあります。
私自身、CA(客室乗務員・キャビンアテンダント)を辞めたあとのセカンドキャリアについては、色々な方の本やブログを読んだり、色々考えたので、少しでも誰かの役に立ったのかと思うと涙が出るほど嬉しいです。
でもやっぱり、「CAは潰しがきかない」と言われるほど、セカンドキャリアで悩んでいる人はとても多い印象です。
そこで、今回はCAを辞めてからCA流美容コンサルタントになるまでの道のりを4回に分けて綴ってみたいと思います。
肌荒れで苦しんだ学生時代
子供の頃から肌が弱かった私は、アトピーやニキビ、手湿疹など多くの症状に悩まされてきました。
特に学生時代はニキビ全盛期で、CA受験の時はデコルテまでできたニキビをコンシーラーで隠していたという苦い思い出も……
中学、高校時代から慢性的な手荒れ(皮膚科では手湿疹との診断)にも悩まされていて、夜中かきむしってしまい布団に血が付いているなんてことも一度や二度ではありませんでした。
皮膚科は何件通ったか、ハンドクリームはいくつ試したか、思い出すのが怖い程です。
ちなみに、肌の悩み以外にも脊柱側弯(背骨の歪み)やくせ毛など、美容に関するコンプレックスは色々抱えていました。
それもあり、小学生の頃から、美容・健康系の雑誌や本を読むのが大好き!
時間さえあれば美容情報を収集していました。
優雅なイメージとは裏腹!CAの仕事は美容の大敵だらけ
ニキビはなんとかメイクで隠し、週一で整体に通い背骨のゆがみも矯正し、何とかCAになることができました。
しかし入社の喜びと同時に訪れたのが、「こんな不規則な生活や長時間メイクで肌荒れが悪化しないか」という不安でした。
お客様と至近距離で接し、お食事やお飲物も提供するCAは「清潔感」がとても大事。
ニキビや肌荒れが酷いと、マネージャーに呼び出され皮膚科を紹介されたり、乗務停止になるという噂もありました。
約1年半の国内線乗務を経て、国際線に移行したのですが、その時は時差も加わりなおさら不安に……
しかし、日々時差のなか働いている先輩方は、みんな肌荒れとは無縁そうな美しい肌の人ばかりだったことに衝撃を受けました!
・時差
・不規則な生活
・機内の乾燥
・ストレス
・長時間メイク
美容にとってマイナスの環境の中、なぜみんなきれいでいられるのか心底不思議に思いました。
そしてそこから、CA美容の研究と情報収集に熱が入ったのです。
口コミサイトよりタメになる!CAのリアルな口コミ
幸い、女の園であるCAの世界は、美容情報に溢れていました。
美容好きなCAも多く、機内での休憩中やホテルへの移動中のバスの中などでは、盛んに美容情報が交換されます。
化粧品選びでも、CAの世界では「今ニキビに悩んでいて」など相談すると、「あれがよかった!」「これがよかったよ!」などたくさんのおすすめ情報が飛んできます。
美しい同僚・先輩方の生の口コミが聞き放題という、なんとも有難い環境でした。
そしてこの「情報」が化粧品ジプシーだった私を助けてくれました。
長年悩んでいたニキビや肌荒れも、不規則な生活で悪化するどころかどんどん良くなっていったのです。
モノと違い、何気なく無料でやり取りされることの多い情報ですが、情報には人を助ける力があるということを、身を持って実感しました。
これが、この後CA流美容を発信する動機となっていきます。