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2人目の計画無痛分娩をレポート
私は、1人目の時も2人目の時も計画無痛分娩で出産しました。
経産婦は初産婦よりお産がスムーズとよく言われますが、私は1人目の時は入院当日にスムーズに産まれたにもかかわらず、2人目の時は入院当日に産まれず、翌日仕切り直しとなりました。
ここでは、そんな私の計画無痛分娩位ついてレポートしたいと思います。
何週目で入院?計画無痛分娩の入院日の決め方
計画無痛分娩では、37週頃から妊婦検診で胎児の大きさ、子宮口の開き方、子宮頸管の長さなどを見て入院日を決めます。
今回は37週の検診で、「既に子宮口が3段階の真ん中くらいまで(2センチくらいとのこと)開いてきてるから、今週末入院でもいいかもね」と言われました。
しかし、親にヘルプに来てもらう日程の都合などで、なるべく出産予定日に近づけたかったので様子を見ることにして、結局39週、出産予定日1週間前の入院となりました。
ちなみに1人目のときは切迫早産だったこともあり、38週、出産予定日10日前に入院しました。
病院や状況によっては前日に入院して子宮口を広げる処置をすることもあるようですが、
私は1人目も2人目も当日入院でした。
陣痛促進剤を打ってから何時間で産まれる?
陣痛促進剤を打ってから産まれるまでの時間は、本当に人によってそれぞれだそうですが、自然分娩のときと同様、所産婦より経産婦の方が早く産まれることが多いと言われています。
私は1人目の計画分娩では朝8時半頃入院し、陣痛促進剤を打ち、15時半頃に出産しました。
分娩時間は4時間半。
同じく計画無痛分娩だった隣の部屋の3人目のママさんと10分差だったとのことで驚かれました。
そんな経緯を伝えると、「経産婦さんだし、今回はもっと早そうだね!」と、先生も助産師さん達も臨戦態勢に!
陣痛促進剤を打っても陣痛が来ないときもある?
陣痛から分娩までそのまま過ごすことができるLDRという部屋に入り、麻酔のための硬膜外カテーテルを背中から挿入します。
その後腕から陣痛促進剤を点滴で流し、徐々にその量を増やしていきます。
お腹に胎児の心拍とお腹の張る間隔を測定するモニターをつけリラックスして過ごします。
私は部屋についていたテレビを見たり、本を読んだりして過ごしました。
昼食も通常通りいただきました。
10時半頃陣痛促進剤をスタートし、割とすぐにお腹が張るようになり、11時半頃には陣痛の間隔が3分おきくらいになりました。
このままお産に突入かと思ったのですが、だんだんと陣痛の間隔が開いていき、陣痛促進剤の量を増やすとまた陣痛が強くなり間隔が短くなるけど、慣れてくるとまた陣痛が弱くなるというのを繰り返していました。
この状態だと本当の陣痛は起こっておらず、促進剤を止めたら陣痛も止まってしまうとのこと。
あまり子宮に負担をかけるのは良くないとのことで、15時くらいに「今日はここまでにしよう」と打ち切りになりました。
確かに、陣痛促進剤を止めたら徐々に陣痛も消えていきました。
1人目の時のこともあり、当日産まれるに違いないと思い込んでいたので予想外でしたが、助産師さんによると「当日産まれる方が珍しいですよ!」とのこと。
今日赤ちゃんに会えると思っていたので残念な気持ちもありましたが、「こんなに陣痛促進剤を打っても陣痛がおきないってことは、今日じゃないよって赤ちゃんが言ってる気がする」と助産師さんに言われ、赤ちゃんのペースに任せてみようという気持ちになりました。
夜中に陣痛が来るケースも多いようで、背中のカテーテルは入れたまま一晩過ごしました。
個室をリクエストしていたので、思いがけずできた1人での静かな時間。
これも赤ちゃんからのプレゼントかなと思いながらありがたく過ごしました。
翌日仕切り直し!出産までのタイムスケジュール
7時 陣痛促進剤投与開始
翌日は朝7時から陣痛促進剤をスタート。
前日同様、陣痛促進剤を増やすと陣痛は強まるけど、だんだん慣れてきて弱まってしまうというのを繰り返していました。
11時 内診→陣痛
しかし11時頃、先生の内診がきっかけとなり、本陣痛が来るように!
11時50分 麻酔投与開始
急激に痛みが増していき、11時50分に背中のカテーテルから麻酔の投与をスタート。
あまりの陣痛の痛さに「麻酔何分くらいで効きますか?」と聞いたところ「10分くらいかな」と言われました。
12時 麻酔が効き始める
そしてその通り、10分ほどで嘘のように痛みが消えていき、昼食をいただきました。
麻酔を投与しているので、あまり食べすぎると良くないそうで、少し控えめに。
13時 子宮口5センチ
昼食後、助産師さんが確認してくれたところ子宮口の開きは5センチ。
もう少しかかりそうですねとのことでした。
この時点で麻酔が切れ始めてきて痛みが増してきたので、麻酔を追加してください!とお願いしました。
13時15分 子宮口全開
麻酔を出すため先生が診察に来ると、「あれ?もう子宮口全開だよ!お産になるよ!」とのこと!
もうすぐ産まれるよと言われましたが、痛みに耐えられなかったので麻酔を足してもらいました。
13時31分 出産
元気な産声と共に赤ちゃんが出てきました!
なんと2時間半のスピード出産!
昼食を食べ終わった30分後に産まれるとは思ってもみませんでした。
無痛分娩は本当に痛くない?
今回は陣痛がなかなかこなかったこともあり、麻酔を投与することで陣痛が弱まってしまわないようにと、少し弱めの麻酔を使ったそうで、麻酔は効いていたけれど、お腹の中からドゥルンと出て行く感覚が分かりました!
また、経産婦ということもあり陣痛が始まってからはお産の進みが速く、麻酔が効くまでほんの10分程でしたが陣痛の痛みも味わいました。
計画無痛分娩ではなく、自然な陣痛を待つ無痛分娩だったら、麻酔が間に合わなかっただろうとのこと。
1人目のときは麻酔がもっと強かったのか、痛みはほとんどなく、お腹から出ていく感覚も全くなかったので、無痛分娩と言っても病院や状況によって様々だなと思いました。
自分に合ったバースプランを!
私は2人とも計画無痛分娩を選択してよかったと思っていますが、今回のように計画通りいかないこともあります。
計画無痛分娩の予定が、3日入院しても産まれず一旦退院させられた友人や、無痛分娩の途中で緊急帝王切開になったという友人もいます。
本当に何が起こるか分からない出産ですが、メリットもリスクも知ったうえで、自分に合ったバースプランを選んでくださいね。